展示品の紹介

このページは、記念館に展示してある末永敏事さんとその父である道白さんの遺品を紹介しているページです。これらの遺品から生前、末永敏事さんがどのような人生をおくり、どのようなことを成していたのかを読み解きます。
また、遺品やそれらを通して未発見の新たな情報を得ることを目的としています。
本ページ未掲載の展示品もございますので、ぜひ一度ご来館ください。

薬箱


この箱の中には、敏事が生前使っていたと思われる医学書及び書籍等が収められており、本を含めたこの箱は敏事より井村家のご子息壽彦氏へ贈られました。

薬研


手で輪を転がし、草や根などを細かく挽いて、粉末状の薬草を作る際に使われます。医療の道に携わる敏児はこれらの道具を用いて薬を生成していたと考えられます。

NIPPOM YUSEN KAISYA


ラベル中央の社旗「白地に2本の赤帯」これは現在日本最大の海運会社「日本郵便」と同じです。当時井村家において海外渡航者はなく、敏事が台湾赴任時や米国留学時に使用したものと思われます。

木製の行李


行李とは衣類の収納、旅行や移動の際に用いられる葛籠箱の一種です。これらの遺品は井村家に託して以来90年近く保存されていたのは奇跡であり、敏児の判断は正しかったことになります。